あけましておめでとうございます。
旧年は、五月のコロナ感染症の5類移行とともに徐々に日常生活が取り戻されて、法人を取り巻く環境も落ち着いてきた一年でした。一方で、ウクライナのみならず中東でも戦争が勃発し、落ち着かない世界情勢が心配であった一年ともいえます。
また、食材費、光熱水費の高騰など法人経営の環境は厳しくなるばかりです。そうした中、当法人においては新しい電子記録システムの導入やセンサー、介護ロボットなどを整備してより働きやすい環境をめざしています。人口減少社会の中、日本のあらゆる分野で生産性の向上がもとめられている中、我々の現場においても一層の創意工夫を行っていきたいと思います。
その一方で忘れてはならないのが、弊社の企業理念です。
弊社の企業理念は
私たちは、「惻隠の情」の心を持って≪何ができるか≫≪何をすればよいか≫を常に考え介護に当たり、支援が必要な人々にとってなくてはならない存在になりたい。
を掲げています。
「惻隠の情」とは、相手の心情を深く理解し、相手の立場に立ってものごとを感じとる心持ちのことです。現代の日本人は個人主義で、惻隠の情が欠けている所があります。「惻隠の情」の心があれば他人へ寄り添い、励まし、心の支えになることができると考えます。
介護施設、病院、自宅、様々な生活があります。家族、友人、介護従事者、医療従事者が一人の人生の一部分に「惻隠の情」の心を持ち、一人一人がなくてはならない存在になる事を願います。
新年にあたり、本年が皆様方にとって明るい良い一年でありますよう心より祈念いたします。
末筆ながら、皆様の今年一年のご多幸を心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。